埼玉県の秩父にある、秩父蒸留所。設立は2007年
イチローズモルトというブランド名は、ベンチャーウイスキーの創業者である肥土伊知郎（あくといちろう）さんのお名前が由来です。肥土さんの家系は江戸時代初期に秩父市内で酒造りを始め、羽生蒸留所を創始しています。
肥土さんは大学卒業後サントリーに入社。山崎蒸溜所でウィスキーを作りたかったのだが営業部に行くことに。しばらくし父が経営する羽生蒸溜所へ入社。
しかし色々あり日の出通商と合併することに。長期的な投資がウィスキー部門は廃止となり、すべて処分という厳しい判断が下されました。20年もの熟成をへたウィスキー400樽をどうにか救おうと全国の酒造をあたり、ようやく福島県の笹の川酒造からOKをもらい、また援助をしてもらい念願の「イチローズモルト」の開発に成功。たくさんの苦難と人々の助け、また肥土さんの情熱がいまや世界をまたにするウィスキーをつくりあげた。
